水谷 妻と娘に贈る男子シングルス7度目制覇、最多V見えた

[ 2015年1月19日 05:30 ]

全日本卓球選手権男子シングルス決勝で気合の入ったプレーを見せる水谷

卓球全日本選手権最終日

(1月18日 東京体育館)
 家族の前で強さを見せつけた。男子シングルスで水谷が2年連続7度目の日本一に輝いた。昨年5月3日に長女の茉莉花ちゃんが誕生し、この日は愛妻と愛娘がスタンドで観戦。決勝は高校と大学の後輩である神をストレートで圧倒した。「子供と奥さんが来るので、絶対負けられないのはあった」。ロシアリーグ参戦中で、国内で生活する家族と過ごす時間は少ない。「毎日寂しいですよ」。今大会中、毎晩テレビ電話で茉莉花ちゃんの顔を見て力に変えた。

 斎藤清が持つ史上最多優勝記録の8も視界に捉えた。「8回を超えたい気持ちは強い」。自身の成績やプレーだけでなく、卓球界全体のことを考える男子のエースは、大会の運営にも苦言。決勝のコートがライトアップされるような演出に、「選手の意見を聞いていないと思う。見えづらかったりした。選手の意向が伝えられない状況なので、協会の方に言いたい」と会見で訴えていた。

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2015年1月19日のニュース