伊達「十分ファイト」も悔しい逆転負け 初戦突破ならず

[ 2014年6月24日 05:30 ]

1回戦で惜しくも敗退した伊達(AP)

ウィンブルドン選手権第1日

(6月23日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルス1回戦でクルム伊達公子(43=エステティックTBC)は第22シードのエカテリーナ・マカロワ(26=ロシア)と対戦し、6―3、4―6、5―7で逆転負けを喫した。土居美咲(23=ミキハウス)はエリナ・スビトリナ(19=ウクライナ)を下し、3年ぶりの2回戦進出。4年ぶり2度目の出場となった奈良くるみ(22=安藤証券)はアンナレナ・フリードサム(20=ドイツ)を破った。

 フォアハンドのボレーは伊達の悲鳴とともにベースラインの向こう側へと落ちた。真夏のような日差しを受けて一進一退の2時間24分。「やりたいこと、やるべきことはできた。十分ファイトはできた」と満足感もにじませた。

 第1セットはフォアのウィナーを次々と決め、スライスも織り交ぜた攻めでマカロワを翻弄(ほんろう)。しかし5―0から3ゲームを連取され、相手に息を吹き返す時間を与えてしまった。「トップ20、30にいる選手はそういうチャンスを逃さない」と最終セットも競り合いの中でミスが出て勝機を逃した。

 大会最年長の3回戦進出を果たした昨年と同じように、今年も苦手のクレーコートシーズンは「捨てて」臨んだウィンブルドン。シード選手を追い詰めはしたが、昨年の再現とはならなかった。

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2014年6月24日のニュース