東地区決勝はヒート先勝　レブロン鮮やかブザービーター

ＮＢＡプレーオフ

　東地区決勝の第１戦がマイアミで行われ、１位のヒートが３位のペイサーズを延長の末に１点差で退けて先勝。第４Ｑ残り０・７秒、ペ軍ポール・ジョージ（２３）に同点の３点シュートを決められ、延長でも残り２・２秒に逆転されたが、レブロン・ジェームズ（２８）がブザービーターとなるレイアップを決めてホームでの初戦をものにした。ジェームズは３０得点１０リバウンド１０アシストでプレーオフ自身９度目のトリプルダブル。このカードの第２戦は２４日に行われる。

　ヒートが２点リードの延長残り２・２秒、苦し紛れに放ったペ軍ジョージの３点シュートはリングにかすりもしなかったが、ウェイドが反則を犯して窮地に立たされた。２７得点のジョージはフリースロー３本全て成功。しかし、わずかな残り時間でジェームズがジョージのマークを振り切り、キャッチ→ターン→ドライブインという動作を瞬時に組み立てブザービーターに結びつけた。「どちらも必死で戦っていた」とジェームズはリードする側が１７回も代わった激戦を制し納得の表情だった。