素顔はイマドキの若者…ディーン元気 女子アナに大興奮

[ 2012年6月10日 08:32 ]

<男子やり投げ決勝>2位の村上幸史(左)らとともに表彰台で笑顔を見せるディーン元気。右は3位の新井涼平

陸上日本選手権第2日

(6月9日 長居陸上競技場)
 男子やり投げで英国人の父を持つディーン元気(20=早大)が84メートル03の大会新記録をマークして初優勝。この種目の第一人者で09年世界選手権の銅メダリスト、村上幸史(32=スズキ浜松AC)の13連覇を阻止し、ロンドン五輪代表に決まった。

 4月の織田記念で84メートル28の日本歴代2位をマークして以降、ディーンの日常は一変した。友人に自身の活躍が書かれた新聞記事を見せられると、「なんだか変な感じがしますねぇ」と苦笑い。試合会場ではテレビカメラが一挙一動を追い、5月の公開練習には約80人の報道陣が詰めかけた。

 父が英国人というロンドン五輪のヒーロー候補の登場に、周囲はヒートアップ。当初は環境の激変に戸惑っていたが、取材に来た民放の人気女子アナウンサーを見つけると無邪気にはしゃぎ、自宅では趣味でターンテーブルを回す。勝負のフィールドを離れたディーンはイケメンでイマドキの若者だ。

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2012年6月10日のニュース