北島のライバル、ダーレオーエン死去 26歳浴室で倒れ…

[ 2012年5月1日 21:09 ]

死去したアレクサンドル・ダーレオーエン

 競泳男子100メートル平泳ぎの2011年世界選手権王者で、ロンドン五輪で北島康介選手(日本コカ・コーラ)の最大のライバルになるとみられていたアレクサンドル・ダーレオーエン選手(ノルウェー)が、4月30日に合宿先の米アリゾナ州フラッグスタッフで急死した。26歳だった。AP通信が1日、伝えた。

 ノルウェー水連によると死因は心停止で、ダーレオーエン選手は4月30日にホテルの浴室で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

 同選手は北京五輪の銀メダリスト。昨年の世界選手権は4位だった北島選手に1秒32の大差を付けて圧勝した。

 ▼北島康介の話 良き友、良きライバルであった彼の突然の死に驚いています。この1年、彼を目標にしてきました。オリンピックで戦えることを楽しみにしていたし、彼もオリンピックを楽しみにしていたと思います。まだ信じられません。

 ▼上野広治・日本水連競泳委員長の話 大変にショック。彼は日本にも(練習で)何回も来ていた選手。北島のライバルというだけでなく、水泳界にとって大きな影響を与える訃報だと思う。

 ▼立石諒の話 ショックです。信じられない。試合で会えばよく話していた。彼が世界選手権で優勝して、五輪では彼と(北島)康介さんと勝負することになると考えていた。彼に勝てば、やっと対等に話せるようになるかなと思っていたけど、その機会もなくなってしまった。

 ▼平井伯昌・競泳日本代表ヘッドコーチの話 信じられない。彼は五輪でも北島と最高のレースをしたいと思っていたと思う。探求心旺盛で、才能も人間性も豊かな選手だった。水泳界にとって大きな損失だと思う。(共同)

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2012年5月1日のニュース