把瑠都「勇気与えたい」被災者の顔見て吹っ切れた!

[ 2011年6月8日 06:00 ]

女川町の被災者と握手する把瑠都

 日本相撲協会による東日本大震災巡回慰問は7日に4日目を迎え、幕内上位力士20人らが宮城県女川町の総合体育館と同県仙台市の宮城野体育館を訪問した。

 5月の技量審査場所について「遊びの場所」などと発言し、相撲協会から厳重注意を受けた大関・把瑠都(26=尾上部屋)は女川町を慰問後、「(被災地を見ると)言葉にならない。皆さんがちょっとでも元気になってくれたら。みんなに勇気を与えたい」と話した。

 把瑠都が公の場で口を開くのは約1カ月ぶりのこと。協会から処分を受けた後、落ち込んで口を閉ざしていたが、自らの姿を見て心から喜ぶ被災者の顔を見て吹っ切れたという。慰問中は被災者一人一人に「頑張ってください!」と声を掛けながら握手。7月の名古屋場所では“改心”した把瑠都が、力いっぱいの相撲で被災者を激励する。

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2011年6月8日のニュース