久々納得の一打!遼「攻めのゴルフ」復活だ

[ 2011年4月16日 06:00 ]

4番、雨の中、バーディーを決め、観衆の声援に応える石川遼

東建ホームメイトカップ第2日

(4月15日 三重・東建多度カントリークラブ名古屋=7081ヤード、パー71)
 石川が決勝ラウンドに向けて逆襲態勢を整えた。前半はうなだれる場面ばかり。それが後半に3バーディーを奪って10位まで順位を上げた。

 「あれでがらりと変わった。久しぶりにそういう一打を打てた」と振り返ったのは後半の3番パー3のことだ。距離は205ヤードで風はアゲンスト。3Iか4Iか迷う距離で4Iでのフルショットを選択した。「普段よりも2、3ヤード飛ばしにいった」と思い切り振り抜くと、ボールはピン左1・2メートルにぴたり。バーディーにつながっただけでなく、スイングの歯車もかみ合うものを感じた。

 1年間の大目標であるマスターズを終えたばかりで、心身ともに100%でないのは事実。だが「それは予想していたこと。後半になってやっとモチベーションが上がってきてゴルフにも元気が出てきた」と上位追撃への手応えをつかんだ。「あらゆる部分で準備ができてなかったのが後半で整った。とにかくスコアを動かす1日にしたい」。マスターズでは消極的なプレーに終始して悔しさを残した3日目。今週は攻めて首位を追いかける。

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2011年4月16日のニュース