日本代表戦見たくて?ナダル、72分で4強入り

[ 2010年10月9日 06:00 ]

 テニスの楽天ジャパン・オープン第5日は8日、東京・有明テニスの森公園で行われ、男子シングルス準々決勝では世界ランキング1位で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)はドミトリー・トゥルスノフ(ロシア)に6―4、6―1で快勝した。第5シードのガエル・モンフィス(フランス)は第2シードのアンディ・ロディック(米国)に7―6、4―6、7―6で競り勝ち、準決勝でラデク・ステパネク(チェコ)と対戦する。下部大会の女子シングルス準々決勝は森田あゆみ(キヤノン)と土居美咲(ミキハウス)が勝ち、2人は準決勝で顔を合わせる。

 ナダルはわずか1時間12分で試合を片付け4強入りした。強烈なフォアハンドで難敵を相手にしなかった。第1セットは第9ゲームをブレークし、そのまま先取。第2セットも圧倒し、最後のポイントもフォアの逆クロスで決めた。「まだ準決勝に進んだだけ。でもシーズン後半に優勝できれば自信になる」と日本での初タイトルに意欲を示した。サッカー好きのナダルは試合後「日本―アルゼンチンの試合を見に行こうと思っている」と会場を後にした。

 <モンフィス、観客を魅了>モンフィスが高い身体能力を生かしたプレーでロディックを破り、2年連続で準決勝に進んだ。「攻撃的なプレーを心掛け、試合をコントロールできた」と喜んだ。手足の長さが武器で届きそうにないボールにも追いつく。最後のポイントも前に出たロディックのボレーに手を伸ばし、ストレートに抜いた。その攻撃的なプレーに観客も魅了された様子で、モンフィスは「僕への応援が増えてきてハッピーだった」と笑った。

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2010年10月9日のニュース