なぎなた世界女王の池見 ラグビーで五輪目指す

[ 2010年9月27日 20:16 ]

 なぎなたの全日本選手権で歴代最多となる7度の優勝を誇り、千葉国体で愛媛代表の池見敬子(松山東雲中高教)は、女子ラグビーの日本代表入りを目指している。

 体育の非常勤講師をしながら、ボクシングジムの指導員を務める38歳は、1児の母でもある。中学時代に合唱コンクールで四国2位に入るなど才能は多彩。1999年にフランスで開かれたなぎなたの世界選手権で優勝した。
 2016年リオデジャネイロ五輪でラグビー(7人制)が実施されることを受け、ことし日本ラグビー協会がトライアウトを行うことを知った。「やってみよわい(みよう)」と参加し、走力などのテストを通過して強化合宿の参加資格を得た。現在は元日本代表監督の山本巌氏が指導する松山大で男子部員に交ざって練習する。
 ラグビーを始めて3カ月だが「体軸や目線の使い方などがなぎなたにも生きる」と相乗効果を発見。五輪出場を実現させ、四国初の女子ラグビークラブをつくる構想も温める。「愛媛の子が世界に出る道をつくりたい」と意欲に満ちている。

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2010年9月27日のニュース