聞いたことがない…高木美帆、五輪のため入試を前倒し

[ 2010年1月8日 12:27 ]

 バンクーバー冬季五輪の女子スピードスケート代表で北海道幕別町立札内中3年高木美帆(15)に対し、進学希望先の市立帯広南商高が入試を約1カ月前倒しして実施することが8日、分かった。本来の試験日の2月12日が五輪開会式と重なるための措置。北海道教育委員会は「入試の前倒しは聞いたことがない」としている。

 試験は推薦入試の面接で今月15日に行われる。同校などによると、高木は昨年末、同競技で初めて中学生で代表に選ばれ、両親が今月4日、中学に「入試を受けられない」と相談。連絡を受けた学校側や帯広市教育委員会などが協議し、前倒しを決めたという。
 同校は「受験の機会を確保するためで、合否の判定はほかの受験生と同じ日に公平に行う」と説明。札内中の渡会崇善教頭は「生徒に不利益が生じないように配慮してもらい、感謝している」と話した。

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2010年1月8日のニュース