朝青龍に悩みの種!?タミルさん緊急来日へ

[ 2009年7月8日 06:00 ]

2005年九州場所でのタミルさん

 離婚を6日に公表した大相撲の横綱・朝青龍(28=高砂部屋)が、新たな悩みの種を抱えることになった。元夫人のゴンボツェレン・タミルさん(29)が名古屋場所(12日初日、愛知県体育館)後にも緊急来日する計画を立てていることが7日、分かった。日本でのビジネス展開が目的だが、その一方で暴露会見などが行われる可能性も否定できないだけに、横綱も戦々恐々。両者の「離婚騒動」第2ラウンドから目が離せなくなってきた。

 朝青龍の「離婚騒動」が、第2章に突入する様相を呈してきた。6日未明に自身のホームページ上でタミル夫人との離婚を発表。モヤモヤを振り払ったはずの朝青龍だが、その周辺はにわかにざわつき始めている。モンゴルの情報に詳しい関係者はこの日「タミルさんが名古屋場所後にも来日する可能性がある」と明かした。
 タミルさんは現在、母国でモデル活動を行い、シャンプーのテレビCMにも出演。将来的には日本での活動も視野に入れているという。朝青龍の離婚公表を受け、タミルさんは「場所が終われば、お話しできる機会があるかもしれません」と来日を示唆。来日の一番の目的は、自身のモデルとしてのPR活動のようだが、それだけでは済みそうもない。
 注目度の高い朝青龍との離婚だけに、さまざまなメディアから会見を求められることは必至で、その席では離婚に至った経緯などを包み隠さず暴露する可能性もある。さらには暴露本の発行など、新たなビジネスが舞い込むことも十分考えられる。離婚公表で名古屋場所に集中することをもくろんだはずの朝青龍は、逆に戦々恐々とした日々を送る羽目になりそうだ。
 朝青龍はこの日、報道陣を避けるように、名古屋市内のホテルから春日野部屋に直行。待ちかまえたカメラマンに「視界に入るな!」と悪態をつくと、アドレナリン全開で稽古に突入した。稽古では十両の将司、栃煌山らを圧倒。栃ノ心には2敗したものの、3日前の出稽古では同じ栃ノ心に6敗を喫しただけに「まだまだだけど、前よりは(良くなっている)ね」と納得の表情を浮かべた。春日野親方(元関脇・栃乃和歌)が「積極的にやっている姿勢が見えた。体も絞れてきたんじゃないか」と分析したように、3場所ぶりの賜杯奪回に明るい光も差し込んできた。
 しかし、そんな中で浮上したタミルさんの来日計画。春、夏場所と2場所連続でV逸し、昨年途中休場した名古屋場所での巻き返しを期していた朝青龍の思惑は、早くも崩壊寸前だ。新たな火薬庫を抱え、土俵外の不安にさいなまれながら、バツイチとなって最初の場所に突入することになりそうだ。
 「目が覚めたよ」
 稽古後には意味深な言葉をポツリと漏らしたバツイチ横綱。反省の意味なのか、改心の意味なのか…。もしかしたら、それはタミルさんに向けた言葉だったのかもしれない。

 ◆ゴンボツェレン・タミル 1980年2月13日、モンゴル・ウランバートル生まれの29歳。ウランバートル第54中のバスケットボール部で朝青龍と知り合い、交際がスタート。99年にドイツ・バイロイト大に留学。02年12月、7年間の恋を実らせ結婚した。今年4月に朝青龍と正式に離婚。子供は長女イチンホルロちゃん(6)、長男ダミアンドルジくん(3)。

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2009年7月8日のニュース