主役はコービー！ではなく２４歳の新鋭！

　米プロバスケットボール、ＮＢＡの２００７―０８年シーズン王者を決めるＮＢＡ決勝（７回戦制）の第３戦が行われ、レイカーズが地元ロサンゼルスでセルティクスを８７―８１で下し、３戦目で初白星を挙げた。コービー・ブライアント（２９）が３６得点を挙げたが、チームを救ったのは途中出場で２０得点をマークしたスロベニア出身のサーシャ・ブジャチッチ（２４）。主力が精彩を欠くなかで奮起し、土壇場で貴重な３点シュートを決めた。

　＜レイカーズ＞７８―７６で迎えた残り１分５３秒。ノーマークとなったブジャチッチが３点シュートを成功させて雄叫びを上げた。「自分はこのシュートを放つために生きているようなもの」。先発陣は不調。最後の場面でセ軍はブライアントをハーフライン付近から２人でマークして他の選手を無視したが、それを逆手にとっての一発だった。Ｓ・スタローン、Ｅ・マーフィー、Ｄ・ホフマンといったハリウッドのスターがずらりと勢ぞろいした第３戦。ド派手な雰囲気の中で、レイカーズに“救世主”が出現した。