日本敗れ“背水の最終予選”へ

[ 2008年1月30日 21:16 ]

後半、ディフェンスをかわしゴールを決める古家(中)

 異例のやり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選は30日、東京・国立代々木競技場で男子を行い、日本は韓国に25―28で敗れ、今回の再予選での五輪出場権獲得はならなかった。

 日本男子はソウル五輪以来20年ぶり5度目となる五輪出場を目指し、世界最終予選(5月30日~6月1日・開催地未定)に回る。最終予選はアテネ五輪金メダルのクロアチア、銅メダルのロシアと同組で苦戦が予想される。
 日本は主将中川(大崎電気)らの激しい守りで韓国の攻めに対抗し、前半を11―14で折り返した。後半も富田(大同特殊鋼)の得点などで追い上げて一時は2点差まで迫ったが、要所で相手GKらの好守に阻まれ、最後まで主導権を奪えなかった。71年以降の対戦成績で12勝24敗2分けと大きく負け越していた韓国から勝ち星を挙げられず、韓国戦の連敗も16(2分けを挟む)となった。
 再予選は国際連盟の管轄下で行われ、この試合はフランス人が審判員を務めた。韓国は五輪出場権を得た。

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2008年1月30日のニュース