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柔道女子の佐藤が引退「充実した現役生活」

[ 2012年7月11日 17:47 ]

 柔道女子57キロ級の北京五輪代表で昨年の世界選手権を制した佐藤愛子(28)=了徳寺学園職=が11日、千葉県浦安市の了徳寺大学で現役引退を発表し「とてもすてきで充実した現役生活だった」と笑顔で振り返った。今後は所属先や母校の筑波大で後進を指導する。

 佐藤は4年前の北京五輪で右膝に重傷を負ったが克服し、昨年の世界選手権で初優勝。この瞬間を最も印象に残る場面とし「試合そのものが楽しかったし、もう一度戻ってこられた喜びもあった」と感慨に浸った。ロンドン五輪は代表を逃した。

 佐藤は北海道・旭川南高時代の同級生でロンドン五輪63キロ級代表の上野順恵(三井住友海上)に「一緒に練習して励まし合い、お互いにとっていい存在だった。五輪まで少し遠回りしたけど、精いっぱい闘って金メダルをつかんでほしい」とエールを送った。

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2012年7月11日のニュース