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清武&酒井宏“ドイツ黄金ライン”で右サイド制圧だ

[ 2012年7月11日 06:00 ]

<U―23日本代表練習>軽快な動きを見せる清武

キリンチャレンジカップ 日本五輪代表―ニュージーランド五輪代表

(7月10日 国立)
 男子のロンドン五輪代表は11日の壮行試合でニュージーランドと対戦する。10日は冒頭15分のみ公開の公式練習を行った。今夏ドイツに移籍したMF清武弘嗣(22=ニュルンベルク)とDF酒井宏樹(22=ハノーバー)は先発が濃厚。A代表でも共に右サイドでレギュラー定着を狙う2人が、抜群のコンビネーションでゴールを生み出し、五輪本番へ向け弾みを付ける。
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 “ドイツ・ホットライン”が突破口となる。清武は右MF、酒井宏は右サイドバックでの先発が濃厚。今夏ドイツに移籍した2人が右サイドでコンビを組む。「自分でも点を取れたらいいけど、より確実な選手がいればパスを出す」と清武が話せば、酒井宏は「タイミングがあったら(攻撃に)出たい」と断言。連動してゴールを目指す構えだ。

 意外にも関塚ジャパンでは2人が絡んだゴールはない。だが、連係は日増しに高まっている。6月3日のW杯アジア最終予選初戦オマーン戦。2人はともに後半から途中出場して再三チャンスを演出した。後半44分には、清武が中央に絞ってできたスペースを使って酒井宏がDFの裏に抜け出しゴール前にクロスを供給。本田、清武のシュートはGKに阻まれたが、スタジアムを沸かせた。

 2人にとってはブンデスリーガ所属選手として臨む最初の試合でもある。移籍手続きなどのため1日に同便で渡独。メディカルチェック、入団会見などをこなした後、酒井宏は7日、清武は8日に帰国した。時差ボケの影響や疲労の蓄積が心配されるが「コンディションは大丈夫です」と酒井宏は言い切った。

 ニュージーランドには大柄な選手が多く08年北京五輪、10年W杯南アフリカ大会を経験した選手もおり、世界水準の戦いが求められる。「自分たちの良さが出るのが一番いい。100%できるとは思っていないけど、自分たちの戦う方向性が決められれば」と清武。その方向性を決めるのがドイツ移籍を実現させた2人だ。

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