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WADA委員長 異例の呼び掛け “ドーピング選手は棄権せよ” 

[ 2012年7月11日 08:28 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)のフェイ委員長は10日、開幕が迫ったロンドン五輪を前に「もしあなたがドーピング違反を犯して五輪に出場するつもりなら、棄権すべきだ。それが最もすっきりする」と選手に呼び掛ける異例の声明を発表した。

 フェイ委員長は、同五輪では過去最多の6250検体が検査されることを挙げ「ドーピングが不正行為であることは単純明白だ。もしロンドンで違反を犯せば、仲間の選手だけでなく世界のファンをも欺くことになる」と警告。主催者は協力して努力しており「違反発覚を逃れる可能性はこれまでで最も小さい」と指摘した。(共同)

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2012年7月11日のニュース