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不慣れな日本人カメラマンに逆に励まされた

[ 2010年2月11日 16:00 ]

取材後に爽やかな笑顔の竹見修吾さん

 【バンクーバー発五輪だより】空港でフィギュア・織田選手の到着を待ち構える報道陣の中、不慣れな動きの日本人カメラマンがひとりいた。

 おっかなびっくりながらも一生懸命である。よく見ればカナダ在住3年の日本人でバンクーバー経済新聞で働く竹見修吾さん(24)。昨年お世話になった方で「お久しぶりです!」と爽やかな笑顔で声をかけられた。

 元気そうだが足を引きずっている。地元サッカーチームの試合で痛め、骨折の疑いもあるという。ベッドからしばらく動けなかったといい「五輪の仕事に間に合わなかったらサッカーが嫌いになるところでした」と子供の頃から愛したスポーツよりも今大会への意気込みに満ちあふれていた。「いろいろ教えてほしい」と頼まれたが、彼のモチベーションの高さにこちらの方が頭が下がる思いでした。

 開幕を目前に控え、気持ちを引き締め直してくれた彼に感謝します。よし明日も山に登るぞ!(三島英忠)

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2010年2月11日のニュース