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聖火の最終走者は“英雄”李寧氏だった

[ 2008年8月9日 06:00 ]

北京五輪の最終聖火ランナーを務め、宙を飛んで点火に向かう李寧氏(中央)

 【北京五輪 開会式】注目された聖火の最終点火者は、体操男子の金メダリストで中国の国民的英雄、李寧(イ・ニン)氏(44)が務めた。フィールドから2本のワイヤで上空高くつり上げられ、鳥の巣の屋根に沿って今度は横に移動。導火線に点火すると、巨大な聖火台に炎が上がった。

 李寧氏は84年ロサンゼルス五輪で3つの金メダルを獲得。88年ソウル五輪後に引退し、現在は国内最大手のスポーツメーカー「李寧」を経営している。
 採火式でのジャーナリストの乱入に始まり、ロンドン、パリで混乱し、長野でも騒動に巻き込まれるなど、政治問題に翻ろうされた聖火。4カ月半の旅を経て、日付が変わった9日午前0時過ぎ、鳥の巣にともった。

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2008年8月9日のニュース