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柳本ジャパン 米国に敗れ黒星発進

[ 2008年8月9日 23:06 ]

<日本・米国>第1セット、スパイクを決める高橋

 女子1次リーグが始まり、A組の日本は強豪の米国と対戦、1-3で敗れ、初戦を落とした。日本は粘り強く戦ったが、米国の高さとパワーに押し切られた。米国は昨年のワールドカップで3位となって五輪切符を獲得した強豪で、最近の対戦では日本は5連敗となった。日本の次戦は11日、ベネズエラと対戦する。アテネ五輪金メダルの中国はベネズエラにストレート勝ち。キューバは3―1でポーランドに快勝した。B組ではイタリアが、ロシアを3―1で下した。ブラジルはアルジェリアに3―0で完勝。1次リーグは12チームが2組に分かれ、上位4チームずつが準々決勝に進む。

1次リーグA組で首位を争うとみられた米国を初戦で破り、勢いをつけたかった日本だが、現実は厳しかった。これで米国戦は5連敗となった。 日本は五輪前哨戦となった6―7月のワールドグランプリで3勝11敗と低調。米国には2度とも敗れた。柳本監督は大会中に「五輪へのヒントをつかんだ」と手応えを口にしたが、結果に結びつかなかった。

 日本は午後10時という遅い時間帯の試合開始に合わせ、北京入り前の合宿から生活の時間帯を変更して準備したが、地力の差が出た。この五輪から使用された新公式球に慣れるために五輪出場権獲得後の6月の合宿から練習してきたが、十分ではなかった。

 次に対戦するベネズエラはA組の中で最も力が劣るとみられる相手。確実に勝利し、落ち着きを取り戻したい。

 ▼柳本晶一・女子監督の話 日本はサーブレシーブからの素早い攻めというスタイルを持っているが、要所ではそれを決められなかった。サーブレシーブも崩され、攻めが単調になった結果、負けにつながった。(共同)

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2008年8月9日のニュース