【エプソムC】トロヴァトーレ重賞連勝 ルメール 絶妙追い出しでステレンボッシュかわす

[ 2026年5月10日 05:04 ]

<東京11R・エプソムC>激戦を制した(11)トロヴァトーレ(手前)(撮影・村上 大輔)
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 「第43回エプソムC」が9日、東京競馬場で行われた。中団を進んだ2番人気トロヴァトーレが鋭く伸び、先に先頭に立ったステレンボッシュをゴール前で鼻差かわした。前走の東京新聞杯に続く重賞連勝で重賞3勝目、安田記念(6月7日、東京)へ名乗りを上げた。京都新聞杯で史上初の14週連続JRA重賞Vを達成したノーザンファームが東西重賞制覇を飾った。

 鮮やかすぎる重賞連勝だった。トロヴァトーレと鞍上ルメールは一心同体の走り。直線は先に抜け出したステレンボッシュの復活。誰もがそう思った瞬間だった。中団追走から背後で脚をためていた剛脚がうなった。測ったように鼻差かわしたところがゴール。かつて騎乗したお手馬を格好の標的と見定め結実した。ルメールは「ステレンボッシュの後ろでちょうどいいと思いました。ゴールまで目標があったのでずっと頑張ってくれました。いい瞬発力あります。3~4コーナーの手応えもとても良かった。直線も我慢してくれましたし、坂を上ってからいい脚。連続で重賞を勝てて良かった」と東京新聞杯に続く重賞3勝目に笑顔がはじけた。

 3歳春にはクラシックを目指した逸材も5歳を迎えた。2年前の青葉賞(11着)で中長距離路線を見切り、マイル路線に転じた。昨春ダービー卿CT、今年の東京新聞杯と重賞タイトルを重ねた。鹿戸師は「ずっと体調も良かったし(1F延長で)折り合いだけが心配だったけど、その辺もだいぶ成長していい競馬ができました。力もつけていると思う」と人馬を称えた。

 次なるターゲットは安田記念。昨年は17着に敗れたが、重賞連勝で充実一途の今ならG1制覇は夢ではない。同師は「体調さえ良ければ、安田記念を視野に入れたい。十分にケアして、すぐ天栄(ノーザンファーム天栄)に一度出します」と4週後の同じ東京の大一番を見据えた。この馬で5勝目と相思相愛の鞍上も「上(G1)のレベルでもいけると思います。だんだんコンディションも良くなってきたので、トライしないといけない」と悲願成就を誓った。

 トロヴァトーレ 父レイデオロ 母シャルマント(母の父エンパイアメーカー)21年4月30日生まれ 牡5歳 美浦・鹿戸厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績16戦8勝(重賞3勝目) 総獲得賞金2億3727万5000円 馬名の由来は「吟遊詩人」(イタリア語)。

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