【競輪コラム】さらなる競輪場のにぎわい創出へ ネット環境とトイレの整備が必要

[ 2025年7月31日 04:50 ]

<玉野競輪場>サマーナイトフェスティバルの最終日は開門前から長蛇の列ができた
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 競輪熱のさらなる上昇には何が必要か。

 19年度の売り上げは約6600億円だったが、24年度は約1兆3200億円。一気に倍となった。今年度もここまで堅調に売り上げを伸ばし、最盛期だった平成初期の売り上げに近づいている。ここからもうひと押し。最高売り上げの更新、夢の年度売り上げ2兆円にはさらなる“競輪場のにぎわい”も必要だと感じる。

 ネット投票が売り上げを支えているが、競輪場を訪れるファンも増えた。7月のサマーナイトフェスティバルの最終日には、決してアクセスが良いとは言えない玉野に8000人超が訪れた。

 “競輪場が盛り上がっている”と画面上で見れば“行ってみよう!”と人が人を呼ぶ。そこで“生の競輪も最高!”と感じれば、さらに競輪の沼にハマるに違いない。もっと、もっと場内にファンを呼びたい。

 そのために早急に手を打たなければいけないのが「通信設備の改善」だろう。

 スマホで情報を集め、ネットで車券を買い、生でレースを見て、それをYouTubeで振り返る。このような動きをする場内のファンが増えた。ただ、ファンが入れば入るほど、回線がどんどん重くなる。玉野の最終日は全く通信ができなくなった。新たにファンが来ても“レースは凄いけど、家の方が快適”と思われたら、もう足を運んでくれない。ファンを定着させるため、強力なWi-Fiを設置するなどの策が必要だ。

 もう一つ、トイレについて。競輪場に来たら誰もが一度は使う場所。最近は家族連れも多いだけに、子供や女性も楽しめる場所にしなければいけない。一番汚い場所を一番きれいにする気持ちで整備する。トイレがピカピカなら、全体がクリーンなイメージとなり新規のファンも逃げない。

 現在、場内のイベントを充実させ、ファンを呼ぼうとする努力を強く感じる。さらに呼び込み、定着させて、にぎわいを生むため、ネット環境とトイレの整備もご一考いただきたい。(渡辺 雄人)

 ◇渡辺 雄人(わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の30歳。法大卒。18年4月入社、20年1月からレース部・競輪担当。22年は中央競馬との二刀流に挑戦。23年から再び競輪一本に。愛犬の名前は「ジャン」。玉野では場内の充実したキッチンカーで昼食を調達した。

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