【岸和田競輪 G1高松宮記念杯】脇本雄太 5連勝完全&史上6人目の10度目G1優勝

[ 2025年6月22日 19:10 ]

高々と優勝賞金ボードを持ち上げ笑顔の脇本雄太
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 岸和田競輪の「第76回高松宮記念杯競輪」(G1)は22日に決勝戦が行われ、脇本雄太(36=福井・94期)がバック番手捲りで5連勝の完全V。グランプリスラムを達成した2月全日本選抜以来となる10度目のG1優勝を飾った。高松宮記念杯は和歌山開催だった20年以来2度目の制覇。脇本を追走した古性優作が2着、郡司浩平が外を伸びて3着に入った。2車単、3連単ともに1番人気での決着だった。

 “近畿パビリオン”が圧倒した。世界に披露すべき寺崎浩平―脇本―古性の鉄壁ライン。ゴール後には肩を組み合い最高の結果を喜んだ。脇本は5年ぶり2度目の大会制覇に「地元地区のG1で気持ちは入っているけど、結果が出なかった。今回は近畿の仲間に助けられた」と感謝を繰り返した。

 打鐘で勝負アリだった。太田海也と深谷知広による踏み合いの決着がつくと、頼れる寺崎が猛スパート。ライン3人で出切ると、強烈なカカリで別線を引きずり回した。バック過ぎで番手捲りを放ち盤石。最後は王者にタイヤも差し込ませなかった。

 「脚がたまり過ぎていて、いつでも行けるなと。本来であればラインで決めないとだけど、寺崎君の気持ちもくみ取った。4コーナーでは古性君が外に外していたので最高の形になった」と笑顔を浮かべた。

 4度目のG1完全V。手のつけられないワッキーを思い出させた。勝ち上がりでは絶望的な位置からアタマまで届かせた。ただ、本人は満足していない。「現段階がゴールではない。自分が前を回った時は位置取りの甘さがある。変化を求めながら新しいことに取り組むのが今年のモチベーションであり課題」と話す。自転車も今まではスピード全振りしていたが、自在性を求めた相棒を試すなど試行錯誤。史上初のグランプリスラマーとなっても進化を続ける。

 史上6人目となるG1での二桁勝利を達成。さらなるタイトル奪取へ「現段階、行っている変化を進んでいけば、自ずといい結果が生まれると思うので、慢心せず進んでいきたい」と“シン・ワキモト”を目指す。ワッキーのミャクミャクと受け継がれる伝説。まだまだ続きがありそうだ。

【G1優勝が10回以上の選手】

神山雄一郎(栃 木)16回

滝沢 正光(千 葉)12回

吉岡 稔真(福 岡)11回

中野 浩一(福 岡)11回

高原 永伍(神奈川)10回

脇本 雄太(福 井)10回

※左から選手名、府県、優勝回数。脇本以外は引退

 ◇脇本 雄太(わきもと・ゆうた)1989年(平元)3月21日、福井県福井市出身の36歳。県立科学技術高卒。94期。08年7月プロデビュー。通算成績は999戦423勝。主な優勝はオールスター(18、22年)、寛仁親王牌(18、20年)、日本選手権(19、22年)、高松宮記念杯(20、25年)、競輪祭(24年)、全日本選抜(25年)、KEIRINグランプリ2022。1メートル80、72キロ。血液型A。

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