【天皇賞・秋】令和初の天覧競馬 05年秋、12年秋に続き11年ぶり3度目

[ 2023年10月25日 05:30 ]

10年の天皇賞・秋でエイシンフラッシュから下馬してたスタンドの天皇皇后両陛下に最敬礼するミルコ・デムーロ
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 天皇陛下が29日、競馬法100周年記念競走として実施される「第168回天皇賞・秋」を観戦するため、東京競馬場へ来場されることが決まった。24日、JRAが発表した。天皇賞が天覧競馬として行われるのは05年秋、12年秋に続き11年ぶり3度目。天皇陛下がレースを観戦するのは、皇太子時代の07、14年のダービーに続き9年ぶり3度目となる。

 前回の天覧競馬となった12年天皇賞・秋は、天皇、皇后両陛下がスタンドからレースを観戦された。10年ダービー馬エイシンフラッシュが優勝し、騎乗したミルコ・デムーロはウイニングラン後にスタンド前で馬を静止させると下馬。ヘルメットを取り右膝を地面につけると、左手を胸に当てて天皇、皇后両陛下に深々と頭を下げた。今回はレースの他に、JRA競馬博物館で開催される競馬法100周年記念特別展「伝統の天皇賞~日本競馬のあゆみとともに~」を鑑賞する。

 ▽05年天皇賞・秋 ヘヴンリーロマンスは最内枠のメリットを最大限に生かした運び。道中8番手で脚をため、直線は持ち前の末脚がさく裂。14番人気の低評価を覆し、G1初勝利を飾った。1番人気ゼンノロブロイは狭い馬群を割ったが惜しくも銀メダル。早め先頭ダンスインザムードが3着に粘った。

 ▽12年天皇賞・秋 シルポートの大逃げで前半5F57秒3の超ハイペース。エイシンフラッシュは中団インで脚をためると残り1F、内ラチ沿いから一気に突き抜けた。1番人気フェノーメノは道中4番手から長く脚を使って2着。スタートで後手に回ったルーラーシップが追い込み、3着に入った。

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