【京都大賞典】マイネルウィルトス 7歳でもまだ伸びる

　【東西ドキュメント・栗東＝5日】京都大賞典の出走馬はほとんどが木曜追い。坂田は追い切り取材でスタンド周辺をせわしなく動いていたが、風が適度に吹いていて過ごしやすい。先月までの暑さを考えれば、むしろ肌寒く感じるほどで、M・デムーロも「寒いぐらいだね」と笑っていた。報道陣も含めてほとんどが長袖で、季節の変わり目を感じる。「暑い方が得意。絞れるのもあるから」と夏を名残惜しそうにしていた。

　そんなミルコが京都大賞典で騎乗するのはマイネルウィルトスだ。この日の追い切りで稽古をつけなかったが、馬自身は坂路単走で4F52秒9～1F12秒3を刻み、キビキビした動きだった。宮師は「7歳でも全然衰えはない。まだ伸びている」ときっぱり。長期休養明けを2度使ってからも順調に乗り込めている。やや重～不良で【2・2・3・2】と道悪実績があり、当日の雨予報もプラスに出そう。ここも侮れない存在となりそうだ。