【アイビスSD】ヴァガボンド初の芝でも期待大

　【東西ドキュメント・栗東＝27日】木曜の栗東は立っているだけで頭がボーッとする暑さ。田村は汗垂れ流しで厩舎を回った。

　アイビスSDの取材で評価が急上昇したのが初芝のヴァガボンドだ。振り返れば昨年のアイビスSD直後の新潟12R（2勝クラス、ダート1200メートル）を勝った。まさか1年後に芝起用とは想像もしていなかったが、芝スタートだった2走前の春風Sが前半2Fを12秒0→10秒7と芝並みのスピードで入り、まんまと逃げ切った。

　清水久師は「テンからのスピードが抜群なので（前走10着後は）直線競馬のここを待った」と期待を寄せる。

　1週前追いでコンタクトを取った岩田望にも話を聞くと「ゲートが速く、パワーとスピードを兼ね備えている。ここでも外枠ならチャンスがあると思う」と前向きな言葉を並べた。

　スピード勝負は望むところ。枠順と展開次第で粘り込むシーンがあってもいい。