【宝塚記念】イクイノックス、G1・4連勝!!大外から突き抜けた 世界1位の貫禄レースに場内大歓声

[ 2023年6月25日 15:44 ]

G1・宝塚記念 ( 2023年6月25日    阪神芝2200メートル )

<宝塚記念>外から抜け出し勝利するイクイノックス(右) (撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 上半期を締めくくる春のグランプリ「宝塚記念」は、ファン投票1位のイクイノックス(牡4=木村)が制し、G1を4連勝。「ロンジンワールドベストホースランキング」で世界1位の貫禄を見せつけた。勝ち時計は2分11秒2。

 前走のドバイシーマCは逃げ切ったイクイノックスだが、この日は後方から2番手。3~4コーナーを大外から進出すると、直線は突き抜けた。

 イクイノックスは父キタサンブラック、母シャトーブランシュ(母の父キングヘイロー)の血統で通算8戦6勝、重賞は5勝目。馬名意味は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」。出走馬をファン投票で決めるドリームレースの宝塚記念&有馬記念を制するのは史上16頭目となった。

 ファン投票で歴代最多21万6379票を集めたスーパーホースの走りに阪神競馬場は大歓声。騎乗したルメールはJRA・G1通算45勝目。「いいポジションを取れなかった。ペース速かったので、後ろになって全然心配していなかった。馬が1コーナーからリラックスできた。世界一の馬で勝つことができた。うれしい。あらためて彼の強さを見せた。秋からコンビで大きなレースを勝ちたい」と胸を張った。木村師は同5勝目を挙げた。

 ▼宝塚記念 有馬記念が暮れのグランプリなら宝塚記念はサマーグランプリ。ファン投票選出のスターホースが夢を乗せて走る。有馬は有馬頼寧(よりやす)JRA2代目理事長の名字、宝塚は阪神がある宝塚市。有馬記念が創設され、それから4年後の60年に阪神芝1800メートルでスタート。61年に2000メートル、66年に2200メートルに延長された。

続きを表示

この記事のフォト

「2024 NHKマイルC」特集記事

「京都新聞杯」特集記事

2023年6月25日のニュース