騎乗停止明けの若手騎手6人、JRA復帰初日は勝利に届かず 今村聖奈は8着が最高、古川奈穂は2着2回

[ 2023年6月17日 16:19 ]

<阪神3R>パララヴィクトリアに騎乗した今村聖奈(撮影・亀井 直樹)
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 スマートフォンの不適切使用で5月13日から今月11日まで30日間の騎乗停止処分を受けていた若手騎手6人が17日、処分が明けてJRAでの騎乗を再開したが、いずれも勝利に届かなかった。

 ルーキーイヤーの昨年、JRAの女性年間最多勝となる51勝を挙げた今村聖奈は、阪神で5鞍に騎乗して8着が最高。同じく阪神での騎乗となった永島まなみは5鞍で4着が最高、角田大河は6鞍で4着が最高、河原田菜々は3鞍で3着が最高だった。

 古川奈穂と小林美駒は函館での騎乗。古川奈は3鞍で2度の2着と勝利まであと一歩に迫り、小林美は1鞍で9着だった。

 復帰初戦の3R後に、今村は「騎乗依頼をしてくれた寺島先生、馬主さん、皆様には感謝しています。恩返しするためには勝つことが大事。一つ一つを丁寧に乗っていきたいです」とコメント。古川奈は「たくさんの方に迷惑を掛けたのに、復帰週にチャンスをいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。失った信頼をしっかり結果を出すことで取り戻していきたいです」と話していた。

 ▼若手の騎乗停止 5月3日にJRAは今村、永島まなみ、古川奈穂、河原田菜々、小林美駒、角田大河の若手騎手6人を、スマホの不適切使用で同13日から30日間(開催10日間)の騎乗停止としたことを発表。4月23日の福島で河原田、小林美、永島、古川奈の4人が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧した。同日の京都では、今村が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧し、調整ルームで他の騎手と通話。角田河も認定調整ルームで他の騎手と通話した。

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