【平塚・ヤングGP】井上、上位戦の経験際立つ山口　吉岡、スピード競輪なら＜3＞＜9＞＜2＞

“鬼脚”井上茂徳　“F1”吉岡稔真　最強ライントーク
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　【“鬼脚”井上茂徳　“F1”吉岡稔真　最強ライントーク】

　吉岡　年末の大一番が始まります。今年から初日にヤンググランプリ、2日目にガールズグランプリと順番が変わりました。ガールズの選手層が厚くなり、来年からはG1も新設されて見応えも増える。ファンのニーズに応えた対応でしょう。

　井上　初日11RのヤングGP。私は山口が中心になるとみている。S級上位戦での経験や慣れは、新人の中では際立つ存在だ。きゃしゃな体だがカミソリ的なスピードで、上がりタイムも平均していい。脚質的にはスプリンターでも、ときには長い距離を踏んでくる。競輪をよく知っている走りである。

　吉岡　構成的には2車ライン4つに単騎1人。意外だったのは、やっぱり岐阜の並び。拳矢君が前でしたね。以前はどんな展開でも捲りに構える走りを読まれて苦戦するシーンもあったけど、最近は自分から動くレースをしています。比例して調子も良くなっている。今年は大舞台でいいところが一つもなかった。最後は悔いを残さない走りをしたいはずです。

　井上　同感だ。私は橋本が前の番手戦でも山口を本命にしていたと思う。寺崎も立ち回りを含めた総合力は上がっている。単騎でもうまく考えて走るだろう。＜3＞＝＜2＞本線だ。橋本は地脚タイプだが、山口が仕掛けるときは全体のピッチも上がっているはず。スピードが頭打ちなっていれば案外付いて行けるのではないか？＜3＞＜6＞視野。吉田も最近は先行一本ではなく、さばけるようになっている。中団確保なら面白い。

　吉岡　僕も拳矢君に展開が向くとみています。吉田、もしくは町田が前に出たところを犬伏がカマす流れ。スピード競輪に発展すれば拳矢君が吸い込まれる。そこに寺崎を加えた＜3＞＜9＞＜2＞マルチ車券なら、どれかがヒットしそう。

　井上　穴なら犬伏がカマシを決めた場合の番手石原だろう。自身でも長い距離を踏める選手だけに、前の犬伏がタレてくれば早めの追い込みでアタマまでありそうだ。

　吉岡　僕は穴なら菊池とみています。ただ人の後ろを回るのは今回が初めて。目標が外に浮いたときに対応できるかが鍵でしょう。荒れた展開になったときこそ、追い込みの適性が見えてきますからね。橋本や石原にも同じことが言えます。そういう観点からみれば、自在にさばける松岡の絡みも面白そう。