【からつ・ルーキーS】新開　今年9度目の優勝！トップS完璧逃げ、GPシリーズ出場現実味

今年9Vに唐津連覇を決めた新開
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　ボートレースからつの「ルーキーシリーズ第16戦スカパー！・JLC杯」優勝戦が4日、第12Rで行われ、新開航（26＝福岡）がインから危なげなく逃げ切り、今年9Vと当地連続Vを達成した。なお2着は末永和也、3着は豊田健士郎が入った。

　スポニチ杯（9月6～12日）で池田浩二が頂点に立った31号機を引き当てた時点で、新開の優勝は確約されていた。初日ドリーム戦を制し2連対発進。予選トップ通過は石原に譲ったが準優進出戦、準優と4日目以降は4連勝で6強入り。優勝戦は「少し緊張した」ものの、コンマ09のトップSから完璧逃げで制した。

　昨年4月に結婚し、今年は初めから飛ばすつもりだった。「奥さんがサポートしてくれるし、気持ちの面でも大きいですね」。7月のG2芦屋MB大賞で特別初Vを飾り、SGクラシック（来年3月16～21日、平和島）の出場権をつかんだ。「夏場は苦手意識があるんですよね」とあって8月は優勝ゼロ。今年1～7月で継続していた“毎月優勝”こそ途絶えたが、ギアを切り替え前節の鳴門を制し、今回もモノにした。

　この優勝で、目標の一つとしてきた「グランプリシリーズ（12月13～18日、大村）」への出場も現実味を増してきた新開。さらに「獲りたい」と意気込む年間最多勝利も目下103勝で、2位の武田光史（89勝）に大差をつけている。次節のとこなめルーキーシリーズ第17戦（11～16日）で、さらに数字を伸ばしていくか注目だ。