【アイビスSD】マリアズハート 得意舞台で重賞初制覇だ!

[ 2022年7月25日 05:30 ]

得意の直線競馬で重賞初制覇に挑むマリアズハート

 夏の新潟開幕週に東西のスピード自慢が集結。今週はサマースプリントシリーズ第3戦「第22回アイビスSD」だ。混戦ムード漂うなか、直線競馬2戦2勝のマリアズハートが主役を張る。前走・韋駄天Sは差し切りを決め、コース適性を示した。得意舞台で重賞初制覇を目指す。

 例年以上の大混戦が予想されるメンバーが集結。実績組では19年から1着→2着→2着と3年連続連対のライオンボスと、昨年覇者のオールアットワンス。ライオンボスはここ2走が芝6Fで善戦止まりだが、この舞台では9戦4勝、2着3回で百獣ならぬ“千直の王”だ。得意コースで存在感を示す。連覇が懸かるオールアットワンスは6着に敗れた前走が2枠4番と内めの枠が影響した印象。立ち回りひとつで巻き返し必至だ。

 ただ、実績組に以前の勢いがあれば、ここまで混戦ムードとはならない。新興勢力が台頭する余地は十分。その筆頭が6歳牝馬マリアズハートだ。直線競馬で2戦2勝。その2勝はいずれもオープンで昨年のルミエールオータムダッシュと今春の韋駄天S。新潟直線1000メートルでは現在3つのオープン競走があるが、アイビスSDを含めて3レースとも制した馬はこれまでいない。上がり3F32秒台を楽にマークする末脚が持ち味。本丸の直線1000メートル重賞を制し、「直線番長」襲名といきたい。

 伏兵の話題も豊富だ。短期免許で初来日となる香港の名手ホーが騎乗するアヌラーダプラは約1年ぶりの実戦で惑星的存在。今村聖奈と新コンビ結成のオヌシナニモノは2走前が初の芝起用で0秒4差7着。着順の印象ほど内容は悪くなく、まんざらでもない。スティクスは藤田菜七子が騎乗予定。女性騎手同士の重賞初対決も楽しみ。

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2022年7月25日のニュース