【戸田・G1戸田プリムローズ】馬場 逆転で今年G1・2度目V、3周1M冷静に差し返し

[ 2022年4月19日 05:30 ]

G1戸田周年を制し、ガッツポーズの馬場
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 戸田ボートの開設66周年記念G1「戸田プリムローズ」は18日、12Rで優勝戦が行われた。2コースから差した馬場貴也(38=滋賀)が2周2Mで黒井達矢に差されながらも、3周1Mで再び差して1着。3月の下関周年に続く4回目のG1制覇を飾り、賞金1000万円を手にした。1号艇の黒井は追い上げ及ばず2着。カドから差した原田篤志が篠崎元志と大上卓人に競り勝って3着に入った。

 これが充実度の表れか。快進撃を続ける馬場はわずかな隙も見逃さなかった。ターンが流れたイン黒井の内に鋭い差しハンドルをねじ込んで2M先制。エース機を駆る黒井に一度は追いつかれたが、差し返して今年6度目の優勝を飾った。

 「黒井君の足が仕上がっていたのでミスなくターンをされたら優勝はないと思っていた。でも、黒井君にはプレッシャーがあるだろうからミスをするかもと思って差しに絞っていた。道中で並ばれて焦ったが3周1Mは冷静に回れた。うれしいけど疲れました」

 びわこG2、下関G1に続く今年3度目の特別競走制覇で賞金ランク2位に浮上。SGクラシックを優勝した支部の後輩・遠藤エミに約470万円差と迫った。だが優勝戦1号艇を得た今年のG1・2戦は共に3着以下。課題は残っていると語る。「もっと気持ちを強くして、覚悟を持ってレースしないといけない。グランプリを目指す上で大事な要素。今のリズムをキープできたら最高だが、年末まで気を緩めることなくやっていきたい」。全ては真の頂点に立つための準備。この優勝も大目標を掲げる滋賀支部長にとっては序章に過ぎない。

 《次走》優勝した馬場貴也は22日からのまるがめ一般戦で杉山正樹、平高奈菜、丸野一樹らと優勝を争う。黒井達矢は24日からの平和島一般戦で中田竜太、佐藤翼、山田祐也らが相手。大上卓人は28日からの宮島一般戦で前本泰和、辻栄蔵、山口剛らと激突する。原田篤志は30日からの下関一般戦で原田幸哉、瓜生正義、白井英治ら強豪が参戦。坂元浩仁は29日からの蒲郡一般戦で平本真之、磯部誠、関浩哉らと相まみえる。篠崎元志は26日からの芦屋一般戦で川上剛、岡崎恭裕、中田達也らとVを競う。

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2022年4月19日のニュース