【びわこ大賞】意外!?峰 びわこG1初制覇!非力エンジン立て直した

[ 2021年10月9日 05:30 ]

優勝した峰は湖面をバックに「アロハ」ポーズを決める
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 ボートレースびわこの開設69周年記念「G1びわこ大賞」は最終日、12Rで優勝戦が争われ、峰竜太(36=佐賀)が圧倒的1番人気に応える逃げ切りで、びわこG1初優勝を飾った。2着は坪井、3着には守田が入り本命サイドで決着。V賞金1000万円を加え、今年の獲得賞金額は1億2000万円を突破。667万円差で迫っていた2位・浜野谷憲吾を突き放した。

 琵琶湖にまつわる数々の龍伝説に新たな“竜”伝説が加わった。「優勝するつもりでここに来たんで」。まさに有言実行だった。

 しかし、前検日に乗った時にはどうなることかと思った。「伸びで下がるし、出足も良くない。何ともコメントしづらいですね」。いつも前向き。弱気な言葉など聞いたことがない。深刻さがうかがえるコメントだったが、一夜にして普段の姿に戻った。大整備が当たったのだ。2日目にはこんなコメントが出た。「優勝戦の1号艇を狙ってるんで」。予選トップこそ上位着順差で坪井康晴に譲ったが、その坪井が準優で2着に敗れ、予告通りポールポジションに座った。

 優勝戦。インからコンマ12のトップスタートを放った峰は守田の捲り差しも坪井の差しも寄せつけず、一気に押し切った。

 「今節はよく頑張ったと思う。びわこはG1を獲れる日が来ないと思ってたから、獲れてムチャクチャうれしいですね。ボロのエンジンを引いても優勝できたし、自分の強さを再確認できました!」

 この優勝は26日から平和島で開催されるSG第68回ボートレースダービーに、大いなる弾みとなった。

 「ダービーもチャンスがあれば獲りたいと思います。年末?まだ考えてないけど、賞金トップは譲るつもりはないので、このまま突っ走りたいですね」

 グランプリ連覇の偉業に向かって、スーパーヒーローは走り続ける。

 《次走》優勝した峰竜太は26日からの平和島SGボートレースダービーに出場し、松井繁、前本泰和、浜野谷憲吾らと対決する。平本真之と坪井康晴は15日からの江戸川G1江戸川大賞で石渡鉄兵、井口佳典、永井彪也らが相手。守田俊介は11月10日からの戸田一般戦で飯山泰、郷原章平らと激突する。岡村仁は12日からの三国G3企業杯で飯島昌弘、岡崎恭裕らと対戦。椎名豊は19日からの多摩川一般戦で角谷健吾、村田修次らと覇権を争う。

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2021年10月9日のニュース