南関“3女”神尾JRAトリオに負けないぞ!

[ 2021年4月23日 05:30 ]

19日、川崎でのデビュー戦でパドックから本馬場に向かう神尾
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 【地方からの風】今開催1日目の19日、川崎では93年初騎乗の戸川理彩(引退)以来18年ぶりの女性ジョッキーとなる神尾香澄(19=山田質)がデビューを果たした。

 その初日は6鞍に騎乗し7着が最高、2番人気に推された4Rは2番手追走から10着に終わった。

 それだけに「緊張しているつもりはなかったが、頭がいっぱいいっぱいになってしまった。もっとレースの流れを感じ取って馬をコントロールして乗りたい」と悔しさばかりが残る一日となってしまった。

 師匠の山田質師は「いろいろアドバイスはしましたが、本人が一番悔しい思いをしているでしょう。ただ、ここからがスタート。徐々に結果を出して愛されるジョッキーになってほしい」と娘のような存在に優しいまなざしを向けた。

 地元・静岡のサッカーで鍛えた運動神経を武器に「小柄な体格(身長1メートル46.8)を生かしたプロスポーツ選手になりたかった」との思いを貫いて、ついに手にした憧れの舞台。「積極的で最後まで諦めない騎乗をして馬券に絡めるように頑張る」と決意を新たにした神尾。南関東では19年中島良美(浦和=川島豊)、20年北島希望(浦和=小久保)に続き3年連続3人目。話題のJRA女性トリオに追いつけ追い越せ、“3女”の勢いで、こちらにも風を吹かせる活躍に期待したい。 

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2021年4月23日のニュース