【フローラS】良血オヌール 強烈末脚で樫の秘密兵器名乗り!全姉デゼルに続く重賞初V狙う

[ 2021年4月20日 05:30 ]

重賞初Vを目指すオヌール
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 注目3歳馬にスポットを当てる「Road to Classic」。今週から東京が開幕する。日曜メインはオークストライアル「第56回フローラS」だ。2着までに優先出走権が与えられる。フランスの名牝を母に持つ良血オヌールが自慢の末脚で3連勝、勢力図に新風を吹き込むか。同じ友道厩舎の先輩で先々週、阪神牝馬Sを制した1歳上の全姉デゼルに続くタイトル奪取を目指す。

 まるで母を見ているようだ。オヌールの母アヴニールセルタンはフランスG1・2勝。この2勝とも後ろにつけ、直線は外から一気差し。ゴボウ抜きでビッグタイトルを手にした。ゾクッとさせる決め脚、娘にもそのDNAが継がれている。

 前走アルメリア賞が鮮烈だった。4番手の外で流れに乗り、直線で徐々にエンジンを噴かせる。ゴール前できっちりと先行勢をとらえて連勝を決めた。上がり3F32秒7は度肝を抜かれるインパクト。前の位置を取れて速い上がりが使えるのだから、文句なしの勝ちっぷりだ。大江助手も確かな素質を感じ取っている。

 「姉と比べると成長曲線はゆっくりですけど、弾み方がいかにもディープ産駒という感じがします。追われてから、しっかりと反応します。凄くいいモノを持っていると思いますね」

 1歳上の全姉デゼルも友道厩舎に所属、先々週の阪神牝馬Sでうれしい重賞初勝利を決めた。こちらも末脚が身上、この時の上がりは32秒5。切れ味を存分に発揮した。姉は昨年、春先にデビューしてスイートピーSと連勝。オークスは2番人気に推されたが、11着に敗れた。妹も追うように、樫の舞台をターゲットに入れる。

 この中間は坂路を中心に、入念に本数をこなしてきた。小柄で「食いが太いタイプでもないので、そこを考慮してソフトな仕上げを心掛けています」と話す。順調に調整を進めている。阪神牝馬Sのデゼルも川田が末脚をしっかりと引き出してV。その鞍上は目下、4週連続でJRA重賞勝ち。勢いも魅力だ。

 過去10年を見ると昨年こそ道中ペースが流れたが前半はスローで上がり勝負になる傾向が強い。上がり最速の脚を繰り出した馬が7勝。いかにも爆発力が生きる舞台だ。フランス語で栄光を意味するオヌールが、その階段を駆け上がる。

 ≪母は仏G1・2勝の名牝≫オヌールの母アヴニールセルタンは14年に仏1000ギニー(芝1600メートル)、仏オークス(芝2100メートル)とフランスでG1・2勝と活躍した。母の父ルアーヴルも09年仏ダービー(芝2100メートル)を勝っており、血統背景からはクラシックの香りがプンプンと漂う。むろん、距離延長は問題なさそうだ。

 ▽フローラS 66年にオークストライアルとして創設。5着までに優先出走権が与えられていた。91年から3着以内に変更、18年からは2着以内と本番への道は狭き門となった。第1回から1800メートルで開催されていたが、トライアルの性格をより明確にするため87年から2000メートルに延長された。

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