【万哲の乱 特別編】15日中京11R 豪雨さえなければ… 格上アースライズの出番

[ 2017年7月15日 08:00 ]

 週中12日に大井競馬場で行われたジャパンダートダービー。現在函館出張中のため、現地観戦できなかったが、地方所属馬ヒガシウィルウィンの優勝はお見事だった。代打騎乗の重圧をはねのけ、結果を出した本田正重の落ち着いた騎乗。血統的には、同じ大井で行われた03年のJBCスプリント(交流G1、ダート1190メートル)を制した“快速型”の父サウスヴィグラスが2000メートルのG1馬を輩出したことが衝撃だった。時に血統を超越した子供が出現するから、競馬は素晴らしい。馬券は不的中だったけど、素晴らしいレースをありがとう。

 中京11R・マレーシアCは格上の(6)アースライズ。15年フラワーC2着、16年愛知杯3着、今年マーメイドS3着と重賞でも好走してきた実力は、準オープンでは一枚上。14日朝、矢作師は「局地的な集中豪雨の予報が出ているので、それだけが鍵。いい馬場でやれれば」と東海地方の大雨予報を念頭に入れた上でジャッジを下した。雨の範囲があまりに限定されているため、中京競馬場の馬場が読めないが、乾いた馬場でやれれば力は違うはず。

 《もうひと押し》中京12R・500万下(ダート1200メートル)はサウスヴィグラス産駒の(11)ナムラムート。2戦目のダート1200メートル戦で順当に勝ち上がり。こちらはヒガシウィルウィンと違って、典型的なスプリンター型。父の産駒は軌道に乗ると勢いがドンドン増していくのが特長。昇級戦の壁は成長力で突破だ。

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2017年7月15日のニュース