【チューリップ賞】今週復帰の福永、ミリッサに太鼓判「バネ凄い」

[ 2017年3月1日 05:30 ]

福永とチューリップ賞で初タッグを組むミリッサ
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 桜花賞トライアル「第24回チューリップ賞」では約1カ月ぶりの実戦騎乗となる福永が、オークス馬シンハライトの妹ミリッサと初タッグを組む。

 トライアルの幕開けとともに、千両役者が帰ってきた。2月5日のきさらぎ賞でスタート直後に落馬、左肘内側側副じん帯を損傷して休養していた福永が、今週土曜の阪神から戦列に復帰する。一足早く、2月24日から調教に騎乗。「違和感はないし、いい状態でいけます」と自身の“仕上がり”に太鼓判を押す。復帰デーのメイン・チューリップ賞のパートナーはミリッサ。昨年のオークスを制したシンハライトの半妹だ。レースでは初コンビとなるが、2月25日の調教に騎乗。さすが良血と言うべき、抜群の乗り味に魅了された。

 「小柄で少し気が勝っているけどバネが凄い。ダイワメジャー産駒でこれだけバネがある馬は珍しいけど、母系の特長みたいだね。俺の好きなタイプだよ」

 昨年の阪神JFで1&2着だったソウルスターリングとリスグラシュー、紅梅Sを快勝したアロンザモナなど、実力馬がそろった一戦。2戦1勝のキャリアはやや心もとないが、潜在能力では負けていない。前走エルフィンS(3着)はレース前のテンションが高かったこともあって、折り合い重視で後方からの競馬。超スローペースが災いして差し届かなかったが、決して力負けではない。

 「壁がないと力みそうだけど、タメさえ利けば確実に脚を使うはず。ここでいい勝負できないと本番でどうこうは言えないし、十分にやれる馬だと思うよ」

 強気なセリフは自身を鼓舞するようにも聞こえる。待ちに待った春の到来。実戦を待ちわびる福永の手綱さばきから目が離せない。

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2017年3月1日のニュース