【シンザン記念】ツーエムレジェンド 池添親子金杯に続き重賞連勝だ

[ 2016年1月8日 05:30 ]

坂路で追い切られ切れ味、鋭い走りを見せたツーエムレジェンド

 「第50回シンザン記念」の木曜追いではツーエムレジェンドが坂路を軽快に駆け上がった。5日の中山金杯を制した父・兼雄調教師(63)&長男・謙一騎手(36)の池添父子コンビが重賞連勝に挑む。

 “初笑い”が止まらない。兼雄調教師&謙一騎手の池添親子は、5日の中山金杯をヤマカツエースで制した。シンザン記念にもツーエムレジェンドで2週連続の“父子鷹V”に挑む。父であるトレーナーは満面の笑みで喜びをかみしめた。

 「そりゃ、身内で重賞を勝つのが一番うれしい。(2週連続V?)ハッハッハ。チャンスはあると思うし、楽しみにしてるんや」

 7日朝の最終追いは坂路で単走。馬なりのまま残り400メートルからペースを上げ、1F12秒5→12秒4と切れ味を発揮した。見守った指揮官は「しまいだけサッと。いい動きだった。3日に謙一が乗って、結構やったけど、今まで出たことがない時計が出たし良くなっている」と満足げだ。

 3日の坂路で自己ベストを1秒も更新する4F52秒2。手綱を取った鞍上は「動きは凄く良かった。僕が乗った新馬戦(4着)の時より、しっかりしてますね」とデビューから2カ月半の間での成長を感じ取る。

 未勝利Vから挑戦した朝日杯FSは、直線内から伸びて6着。リオンディーズ、エアスピネルの2頭には離されたが、3着馬とは0秒1差の接戦だった。指揮官は「追い出しが待たされたしコース取りの差かな」と悔しそうに振り返った。鞍上にとって、シンザン記念は10年ガルボ1着、11年オルフェーヴル2着、13年ヘミングウェイ2着と好相性のレース。「1勝馬同士で抜けた馬もいないし、立ち回り次第で十分やれる」と手応えを明かしたうえで「僕自身もいいスタートが切れたし、勢いに乗っていきたい」と力を込めた。乗りに乗っている父子コンビから、今週も目が離せない。

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2016年1月8日のニュース