【ローズS】レッツゴードンキ巻き返す!2冠獲りへ始動

[ 2015年9月15日 05:30 ]

桜花賞馬レッツゴードンキがいよいよ始動

 阪神では秋華賞TR「第33回ローズS」(20日、3着まで優先出走権)が行われる。桜花賞馬レッツゴードンキが得意の阪神で巻き返しを期している。

 牡馬勝りの荒ぶる気性こそが桜花賞馬レッツゴードンキの強さのバロメーター。1週前追いは岩田を背にCWコースで併せ馬。テーオーイージス(4歳500万)を相手に馬なりのまま6F80秒2をマーク。道中から抑え切れないほどの手応えで抜群の行きっぷり。僚馬を4馬身追走からラスト12秒6で6馬身差突き放した。折り合い面の課題は解消されなかったが陣営は想定内で、この中間は“攻める姿勢”を貫いてきた。

 寺田助手は「引っ掛かるのは分かっていたが調教が足りていない感じだったので、コースで追い切った。いいガス抜きになったと思う。前走(オークス10着)は長距離輸送で体が減ってしまったが、休養を挟んで背が伸びて馬体も回復。阪神は相性のいい舞台なので楽しみ」と充実ぶりを口にした。今夏は放牧先から函館競馬場に入厩して栗東へ帰厩。函館では環境の変化にも対応して競馬場コースを落ち着いた雰囲気で周回するなど、秋へ向け緩めることなく乗り込まれた。梅田師は「気持ちで走るタイプで以前は力みながら走っていたけど春よりは落ち着きが出てきている」と精神面での成長を感じている。

 巻き返しを期す一戦。阪神外回りコースはこれまで阪神JF2着、チューリップ賞3着、桜花賞1着と得意舞台。師は「中途半端な状態では出走できない。そういう意味ではビシッとやれて良かった」と力を込める。得意の仁川で前哨戦を制し2冠制覇へ弾みをつける。

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2015年9月15日のニュース