【小倉記念】シャトル発射準備完了!松若「速すぎ」猛時計6F77秒5

[ 2015年8月6日 05:30 ]

松若を背に追い切るアズマシャトル(右)は6F77秒5の猛時計

 栗東では「第51回小倉記念」に出走するアズマシャトルが新コンビ・松若の手綱で、ラストまでしっかりした脚取りで好調をアピールした。

 アズマシャトルの鞍上に指名された松若は最終追いで初コンタクト。CWコースでマイネヴァリエンテ(4歳500万)をペースメーカーに1馬身後ろから追走。6F地点から13秒台のペース。4角手前で外から並びかけ、残り1Fでゴーサイン。さすがにギアは替わらず13秒1で併入したが、手応えの違いは明らか。

 6F77秒5の猛時計を確認した松若は「速すぎました…」と反省も、「相手が掛かる馬だったようで、それにつられる形でテンが速かった。バタバタになるかなと思いましたけど、この時計(13秒1)でまとめています。さすが力のある馬ですね」とラストの踏ん張りを評価した。

 加用師も「(6Fで)82秒ぐらいと思っていた。オーバーワークかな」と苦笑いだったが、仕上げについて悲観する様子はない。むしろ表情をしかめたのはハンデの話題。「56キロは重すぎじゃない?思っていたより1キロ重かった。準オープンの馬なんだよ」と報道陣に問いかけた。鳴尾記念3着や白富士S1着の実績が評価されたと解釈し「どうにもならない。ジョッキーに頑張ってもらうしかない」と鞍上に託した。

 前走でコンビを組んだ和田が他馬に騎乗するため、デビュー2年目の松若が手綱を取る。「去年の新人賞を獲っている。若さとガッツがあるし、こうして任されるんだから騎手としての運もある」と加用師。松若は「重賞で人気になる馬に乗せてもらえるので本当にうれしい。結果を残したい」と気を引き締めた。

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2015年8月6日のニュース