【アイビスSD】種牡馬成績から徹底攻略!直線血統ベルカントを狙え

[ 2015年7月29日 05:30 ]

父サクラバクシンオーの9勝に加え母の父ボストンハーバーも3勝を挙げており、初の直線競馬にも適性十分なベルカント

 今週から競馬の舞台は3場全て変わり、いよいよ夏競馬が佳境に突入する。開幕週は過去のデータが重要。今回は種牡馬成績から新潟&札幌を徹底攻略する。新潟開幕週の名物直線重賞「アイビスSD」の狙い馬は――。

【アイビスSD】

 【新潟】芝はディープインパクトとキングカメハメハの“2強”が強いが、新潟は内回りと外回りがあるのがポイント。外回りが2強断然なのに対し、内回りの勝利数はシンボリクリスエス、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ダイワメジャー、ジャングルポケットの5頭が15勝で並ぶ大混戦となっている。内回りと外回りで狙いを変える必要がありそうだ。内回りのおすすめはフジキセキ。単勝回収率は実に417%、複勝回収率も160%にはね上がる。

 さらに特殊なのは直線競馬。芝全体のトップ5と直線競馬のトップ5は全く違う顔触れになっている。1位はサクラバクシンオー。アイビスSDもカノヤザクラが08、09年に連覇しており、今年はアンゲネームとベルカントが出走予定。イチ押しはベルカント。母の父ボストンハーバーにも注目。父としても母の父としても直線競馬各3勝と適性十分。初の直線競馬だが「夏は牝馬」に当てはまるのも魅力だ。

 もう1頭、穴で狙ってみたいのがサフィロス。キンシャサノキセキは現3歳が初年度産駒でランキングには入らないが、直線競馬はここまで【2・1・1・0】。種牡馬勝利数のトップ3はいずれもスプリントG1の勝ち馬で、高松宮記念連覇のキンシャサノキセキもいずれランキング上位に加わってくるはず。先物買いなら今回が狙い目!

 【札幌】札幌も芝はディープインパクトとキングカメハメハが1、2位。ディープは函館特集時にはトップ5に入っていなかったが、同じ洋芝でもレースの平均距離が函館より長いのが大きいようだ。キングカメハメハはダートでも3位と、本当に万能。

 勝利数8位ながら回収率が優秀なシンボリクリスエスは半数以上の6勝を1800メートルでマーク。クイーンSにはソロデビューとブランネージュの2頭が登録しており、要注目。

 ダートは1000メートルと1700メートルで活躍種牡馬が全く違う。勝利数1位のシンボリクリスエスは1000メートルでは0勝。1000メートルは勝利数1位のサウスヴィグラスが回収率も優秀で文句なく“買い”だ。

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