【AJC杯】北村宏フェイム 前走AR共和国杯での後方一気再び!

[ 2015年1月23日 05:30 ]

AJC杯でも前走AR共和国杯のような後方一気の差しを狙うフェイムゲーム

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、AJC杯でフェイムゲームに騎乗する北村宏騎手を直撃した。

 ――フェイムゲームの最終追い切りはウッドで5F69秒4。ウイングドウィール(京都牝馬S出走)と併せ、馬なりで並入しました。

 北村宏騎手 先週、今週と坂を1本上がった後に、ウッドで併せ馬。手応えは良く見せなかったかもしれないけど、いつものことなので心配ありません。

 ――前走(AR共和国杯)から約2カ月半ぶりの競馬ですが、気持ちの面はどうでしょう?

 除外になったけど、有馬記念を使うつもりでずっと厩舎にいました。だから気持ちは乗っていて、走りたがっているくらいです。

 ――そういう意味では折り合いに多少心配がある?

 それはありません。競馬にいけば、掛からず走ってくれる馬ですので。

 ――前走はスタート後、ダッシュがつかず後方に。

 そうですね。スタートは普通に出ているし、もう少し前で競馬をするつもりだったけど、ダッシュがつかなかったので、思ったよりも後ろになってしまいました。

 ――縦長の馬群になったこともあり、道中は前とずいぶん離れるシーンも。

 はい。ただ長距離戦だし、スタミナはある馬なのでそのあたりはあまり気になりませんでした。

 ――手を動かしながら4コーナーでは前を射程圏に入れた?

 前との距離はだいぶ詰まったけど、内に入っていたので進路が取れるか心配でした。だから射程圏に捉えたという気持ちはありませんでした。

 ――直線、上手に外に出した。

 なかなか進路が空かなかったので一瞬、大丈夫かな?と思ったけど、空きさえすれば伸びるからと、力を信じて乗っていました。

 ――その通り、最後は早めに抜け出したクリールカイザーをしっかりとらえた。

 バテることはないと思って追ったけど、実際、その通り伸びてくれました。終わってみれば強い勝ち方だったと思います。

 ――その後、有馬記念は除外。

 はい。早々に目標をここに切り替えたようだし、追い切った後の息の入りも良かったので除外で予定が狂った心配はしないで大丈夫そうです。

 ――京成杯勝ちこそあるものの最近のレースぶりを見ていると、中山より東京の方が合っている感じも?

 後ろから行く形になるので、中山の内回りだと苦戦するかもしれません。でも、2200メートルは外回りなのでこなしてくれると信じています。

 ――前走の強さを思えばここも当然、期待。

 そうですね。僕も期待しているので良い騎乗でサポートできるように頑張ります。

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2015年1月23日のニュース