アジア 骨折で全治4カ月…復活VレパードSのレース中に発症か

[ 2014年8月16日 05:30 ]

左前トウ骨遠位端骨折を発症していたことが分かったアジアエクスプレス

 10日のレパードSを快勝した昨年の2歳王者アジアエクスプレス(牡3=手塚)が、左前橈(トウ)骨遠位端骨折を発症していたことが15日、分かった。管理する手塚師が明かしたもので、レパードSを3馬身半差で楽勝して実力をあらためて実証したが、そのレース中に骨折したものとみられる。

 同馬は2歳時にダート2戦2勝で臨んだ初めての芝のレース、朝日杯FSを制覇し最優秀2歳牡馬に輝いた。3歳を迎えた今年は、スプリングS2着→皐月賞6着と芝のクラシック路線を進んだ後、再びダートに路線変更してユニコーンSに挑戦。断然人気で12着に大敗したが、攻め強化とブリンカー装着で臨んだレパードSで名誉挽回。今後もダート路線を歩み、新設G1チャンピオンズC(12月7日、中京)を目標にしていた。

 同馬は14日に福島県のノーザンファーム天栄へ放牧に出されており、今後、北海道に移動して骨片を除去する手術を行う予定。全治は4カ月程度の見込みで、年内は休養し、来年のフェブラリーSでの復帰を目指す。

 ▼手塚師 歩様に異常は見せていなかったが検査をしたら骨片が飛んでいるのが見つかった。レース中にやったものだと思う。重度の症状ではなく手術で骨片を取り除いて休ませれば4カ月くらいで復帰できるだろう。

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2014年8月16日のニュース