【からつ・マスターズC】大嶋、大量得点だ!イン屋待望の内枠2走

[ 2014年4月17日 05:30 ]

3日目の内枠2走で勝負駆けに挑む大嶋一也

 プレミアムG1「第15回マスターズチャンピオン」は、準優進出戦を導入しているため、3日目に早くも予選最終日を迎える。第8回大会の覇者である大嶋一也(56=愛知)は16日現在、得点率11位タイ。予選突破には余裕のある立場だが、ここまで3戦未勝利と結果が出ていない。得意の1、2コース戦に持ち込めていないことが敗因だが、3日目2走は共に内枠。ポイントの大量加算を狙っている。

 なりふりを構っていては、コースを奪えないマスターズ。屈指のイン屋である大嶋でさえ、持ち場につけずにいる。ここまでの3戦は全て3コース。前付けの動きを見せてはいるが、内寄り発進はかなわなかった。それでも2日目2走は、見事なハンドルさばきを披露して3、2着。「足も体感もしっくり来ていない。現状は中堅。ペラを合わせ切れてない」と、不満の残る状態でも成績をまとめてきた。さすがは3月のボートレースクラシックに出場した現役SGレーサーだ。

 いまだ勝ち星はなく、2日目終了時点の得点率は11位タイ。SG1V、G1・13Vの実績を考慮すると物足りない途中経過だが、3日目は待望の内枠2走。枠番より外に出ることはない大嶋が、本来の仕事場である1、2コースに帰ってくる。初白星はもちろん、連勝を狙ってくる。

 当地は99年グラチャンでSG初Vを達成した思い出の地。昨年9月と今年1月に連続優勝と、最近の成績も申し分ない。「からつで結果を出せている理由は分からないが、相性の良さには期待している」と笑う大嶋。7年ぶり2度目のマスターズ制覇へ向け、準優進出戦の枠番が懸かる3日目4、11Rは落とせない。

 なお、得点率トップに立っているのはオール連対の江口。昨年チャンプが、今大会も安定した走りで引っ張っている。他の得点上位勢では長谷川、金子、篠原、西島、泉、西山、川名らが好気配。実績No・1の今村豊はまだ調整途上で、その舟足は中堅の域を出ていない。

続きを表示

2014年4月17日のニュース