【JCダート】開場直後に調教、ナイスミーチュー気合が違う!

[ 2013年11月29日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=28日】ナイスミーチューは出走馬中、ただ1頭の木曜追い。坂路単走、小牧を背に真っすぐ駆け上がった。4F52秒9~13秒2。時計以上にしっかりと伸びたように坂田の目には映った。ただ、普段と違う点が1つ。いつもはハロー(馬場整備)明けに追い切る馬が、この日は午前7時、馬場開場直後に動いた。

 坂田の疑問に小牧が答えた。「きのう(27日)、雨が降っていたので、できるだけいい馬場でやろうというのが理由だと思う」。少しでも良好なコンディションを求めたあたりに、陣営の意気込みがうかがえた。

 「13秒ちょっとだったでしょ?上等です。今回が一番、順調に乗り込めたし、本当に元気がいい」。小牧の感触は上々だ。G1初挑戦の昨年は上位争いに絡めず11着。小牧も落馬負傷の影響で騎乗できなかった。「去年よりも力をつけている。ここ2走は外を回っても、そこそこ来たからね」。主戦は成長を感じている。

 前走・みやこS(4着)は良馬場発表でも、直前の雨で湿ったことで時計が速く、先行馬が止まらなかった。直線に坂のある阪神に替わり、今回はこの馬の持久力を生かせる舞台。「京都でもついていけた。パサパサの馬場なら、もっといいからね」。小牧は明らかに一発を狙っている。

 枠順は5枠9番。先行馬の多くが内枠を引き、よどみないペースとなりそう。ならば差し馬の出番。「前が止まるようならチャンスはある」。橋口師もきっぱりと言い切った。

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2013年11月29日のニュース