【中山ＧＪ】外国馬ブラックステアマウンテン　豪快差し切り！

　Ｊ―Ｇ１「第１５回中山グランドジャンプ」が１３日、中山競馬場で行われた。ただ１頭外国から参戦した８番人気のブラックステアマウンテン（愛国）が豪快に差し切って快勝した。外国馬の優勝は豪州のセントスティーヴン（０２年）、カラジ（０５～０７年）に続き３頭目。

　４年ぶりに参戦した外国馬が鮮やかに変身した。出負けした来日初戦・ペガサスジャンプＳ（９着）とは一転して好スタートを切ると、粘るシゲルジュウヤクを最終障害で捉えた。手綱を取ったウォルシュは「初戦は日本の障害コースの様子が分からないまま大敗したが、今回は別馬のようだった。中山の大生け垣（高さ１メートル６０）は愛国ではごく普通のハードルだからね」と障害競走の“本場”の意地を示した。

　◆ブラックステアマウンテン　父インペリアルバレイ　母シックスヒルズ（母の父セイバーヒル）セン８歳　愛国・Ｗ・マリンズ厩舎所属　馬主・Ｓ・リッチー氏　生産者・愛国ジャッキー氏（マリンズ師の夫人）　戦績３０戦１１勝　総獲得賞金約９２１６万円。