【若葉S】インパラトール全開ムード「休み明けも力出せる」

[ 2013年3月13日 06:00 ]

若葉Sに臨むインパラトール

 今週、阪神では2着までに皐月賞優先出走権が与えられるトライアル若葉S(16日)が行われる。インパラトールは昨秋に未勝利→萩S(オープン特別)を連勝して現在、賞金が1150万円。これではまだG1出走が確定とは言えない。何としてもここで2着以内。領家師はさらにその先も見据えている。

 「今年はこの馬でクラシックに行けたらな…と思っていた。皐月賞だけじゃなくダービーにも出したいし1着で賞金を加算できたら言うことないんだけどな」

 これまでJRA通算784勝、重賞20勝をマークしている領家師は来年2月いっぱいで定年引退。すなわち今年はラスト・クラシックとなる特別な一年。

 「牝馬クラシックはワンダーパヒュームで桜花賞(95年)を勝たせてもらったけど牡馬クラシックはまだ勝っていない。今年が最後のチャンスだからね。この馬はそれくらいの存在だと思っている」

 萩Sは中団から強烈な末脚を繰り出して差し切り勝ち。その後、放牧へ。昨年との比較では「休ませて体に幅が出た」と見た目の違いを挙げて「デビュー当初は体力がなくて稽古では動いてもレース当日はショボンとしていた。今は体力がついてきた」とシンの強さが備わったと強調した。

 当初予定していた先月3日のきさらぎ賞はレース前日に左肩ハ行で出走取り消し。その影響はどうか。

 「きさらぎ賞は前日の調教後の歩様が良くなかったから大事を取ってキャンセル。ただ、翌日にはもう何ともなかったからね。あれからしっかり乗り込んでいるし、動き自体もいい。休み明けでも力を出せる」

 取り消しの影響は皆無。いきなり全開ムードが漂っている。

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2013年3月13日のニュース