競馬学校で卒業式 岩崎君、叔父・和田超える雄叫びだ!

[ 2013年2月6日 06:00 ]

卒業記念植樹を行う(左から)城戸、岩崎、原田、伴

 競馬学校騎手課程29期生4人の卒業式が5日、千葉県白井の同校で行われた。式典では日本騎手クラブ会長・武豊(43)が「いつかG1で一緒に乗れることを楽しみにしています」とエールを送った。

 今年の卒業生で唯一、競馬サークル出身の岩崎翼君(18)は、叔父・和田竜二(35)がテイエムオペラオーでビッグレースを勝つのを見て、騎手を志した。「4、5歳の頃、競馬場で生で見ました。シャーって叫んでいました」。叔父がお立ち台で雄叫びを上げる姿を鮮明に記憶していた。

 祖父は配属予定先である河内厩舎・和田守厩務員。岩崎君は「今年定年を迎える祖父の担当馬で、勝ち星を挙げたい」と意気込みを語った。7日発表の騎手免許試験に合格すれば、18日の免許交付を経て、3月デビュー。新たな一歩に向け、和田騎手からはムチをプレゼントされた。そのムチをしならせ、叔父を超える雄叫びが競馬場に響き渡る日も遠くはない。

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2013年2月6日のニュース