美浦の1年目騎手・長岡 栗東で自転車営業「名前売らなきゃ」

[ 2013年2月6日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=5日】見慣れぬ顔が目に留まった。上岡が確認すると、美浦所属の1年目騎手、長岡禎仁(よしひと=19)だった。師匠・小島茂師の勧めもあって、先週末から栗東に滞在している。火曜の調教では3頭にまたがった。

 「皆さん、どこのアンちゃんや?って、気さくに声を掛けてくれます。助かっています」

 今週から小倉開催がスタート。小回りローカルは減量騎手への需要が大きい。より多くの騎乗機会を求めて積極的に動いた。「小倉だけでなく京都でも乗りたい。結果を出して名前を売らなければ」。騎手寮に宿泊して競馬漬けの日々だ。「快適です。テレビはないですけど」。さすが新世代騎手。情報は持参した電子端末、iPadで収集している。「背が大きい(1メートル66)ことを生かした、力強いフォームを見てください」と自己アピールも忘れない。「午後から厩舎回りです」。さっそうと自転車をこぐ姿がまぶしかった。

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2013年2月6日のニュース