地方最多勝馬カバキチ、引退 215戦55勝

[ 2012年8月7日 06:00 ]

7月14日に地方競馬最多となる通算55勝目を達成したモナクカバキチが引退

 地方競馬平地競走の最多勝馬モナクカバキチ(アラブ牡13=福山・荻田恭正厩舎)が引退する。福山競馬場(広島)が6日、発表した。

 カバキチは7月14日の福山1Rで通算215戦目にして55勝の新記録を樹立(NAR設立で馬登録が統一化された62年以降のもの)。タイ記録から1年ぶりの勝利で快挙を成し遂げた。2週間後の28日に勝ち馬から2秒差の6着に敗れ、その後、退厩届が出されていた。

 01年10月の福山での新馬Vから佐賀、福山、金沢、福山、名古屋、荒尾と移籍し08年秋から再びデビューの地へ。アラブ重賞は3勝。10年半以上走り続けて歴史に名を残し、13歳の高齢による引退となった。

 福山競馬場では12日の7R(午後3時40分発走)終了後に引退セレモニーを実施する。ラストランこそ予定されていないがファンにその姿をお披露目。主催者からカバキチと関係者に感謝状が贈呈される。

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2012年8月7日のニュース