【中京記念】注目兄から妹へ禁断愛「根性出すかも」

[ 2012年7月20日 06:00 ]

<中京記念>坂路、軽快に駆け上がるタマモナイスプレイ

 【東西ドキュメント・栗東=19日】中京記念の木曜追いはタマモナイスプレイとチャームポット。2頭は父母とも同じ全きょうだいだ。上岡は興味深く、2頭の動きに目を凝らした。共に坂路単走。兄は4F53秒4~1F12秒3。「先週より動きは良くなった。あとは集中力の問題かな」と南井師は及第点。妹は4F54秒7~1F12秒2と兄よりラストに重点を置いた。「順調。最近はコンスタントに競馬できている」と指揮官は堅実ぶりを評価した。

 タマモナイスプレイを担当する鶴田厩務員が厩舎での素顔を教えてくれた。「兄貴は妹のことが大好き。でも、妹は眼中にないみたい」。冷たくされて、少々かわいそうな兄。だが、こうも付け加えた。「妹が兄を目標に差してくれば、兄も勝負根性を出すかも」。狙うは兄妹併せ馬でのダブル好走だが、優しき兄の悲哀を知ってしまった上岡は、がぜんナイスプレイを応援する気になっていた。

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